「女性活躍を加速」「すべての女性が輝ける社会を」——。そう叫ばれて久しいが、日本が“ジェンダー後進国”から抜け出せずにいる状況は変わらない。メディアもその事実を毎年のように伝えるだけだ。
世界経済フォーラム(WEF)が2021年3月に発表した「ジェンダー・ギャップ指数(世界各国の男女平等の度合いを示すランキング)」では、日本は156カ国中120位だった。前回の2018年の調査では121位なので、3年でほぼ進展がなかったことになる。
「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」。東京オリンピック・パラリンピ…