人物ノンフィクションの最高峰
1988年の『AERA』創刊以来連載が続く人物ノンフィクション。経営者、政治家、俳優、タレント、スポーツ選手など「現代を象徴する顔」が並ぶ

SLOW LABELディレクター・栗栖良依

歩く時は、前腕にはめるタイプの杖を使う。「障害者になってからのほうが、心も表現も自由になった」

障害者とのステージでバリアーを壊す

 高校1年のときにテレビで見たリレハンメル冬季五輪の開会式に感動し、栗栖良依は自分も五輪の舞台を作りたいと夢見てきた。

 イタリアにも留学し、夢に邁進していた32歳で骨肉腫に。手術で右脚の機能を失ったが、新たな人生が待っていた。

 障害者と共に作るパフォーミングアーツと出合い、真の多様性を考えてきた。東京オリパラの舞台も踏み、次を見据える。

文=古川雅子 写真=篠田英美

 424日、街が薄暮に染まる頃、東京・池袋の野外ステージに、色…

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