人物ノンフィクションの最高峰
1988年の『AERA』創刊以来連載が続く人物ノンフィクション。経営者、政治家、俳優、タレント、スポーツ選手など「現代を象徴する顔」が並ぶ

フリーアナウンサー・久保田智子

中・高時代は広島。「原爆を語る資格はないと思っていた。いまは、ちゃんと向き合いたい」

耳を澄ませて語り手の感情を引き出す

 元TBSアナウンサー。「筑紫哲也NEWS23」や「どうぶつ奇想天外!」などで活躍した。インタビューが大好きだった。

 結婚を機に退社し、渡米すると、オーラルヒストリーを学んだ。戦争の記憶を持つ人がいなくなることが気になっていた。

 じっくり話を聞き、語り手の無意識の感情を引き出し、言語化していく。これからは、「被爆体験伝承者」としても活動を始める。

文=高瀬 毅 写真=片山菜緒子

「別になんでもいいんです……。何がいいですか」

 肩書について尋ねたら、あっ…

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