地球からもっと枯渇性資源を搾取し、地球をもっと汚すことに加担するだろう
世界で最も影響力のあるコンサルティングファーム、マッキンゼー・アンド・カンパニー。しかしその内部で、甚大な環境汚染をもたらす顧客企業へ支援の是非を巡り、社員たちの反乱が勃発。経営陣に公開書簡を突きつける事態に発展した。長きにわたって化石燃料業界と深い関係を持ち、顧客の利益最優先のコンサルティングを続けてきた同社は、顧客の温暖化ガス排出量削減支援の方向へと舵を切れるのか?

マッキンゼー、環境破壊の片棒を担ぐ経営陣に社員が反旗

1100人を超える社員が署名した公開書簡はマッキンゼーの経営陣に変化を要請した。マッキンゼーは環境破壊を引き起こしている世界の主要企業100社のうち43社とコンサルティング契約を結び、企業による環境破壊の片棒を担いでいたのだ。

Photo/Getty Images

取材・執筆 マイケル・フォーサイス、ウォルト・ボグダニッチ

 増え続ける温暖化ガス(温室効果ガス)が山火事や洪水、異常気象に与える壊滅的な影響を議論するため、世界のリーダーが来週(1031日)、英国のグラスゴーに集結しようとしているとき、世界で最も影響力のあるコンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーの内部では、地球に最大の環境汚染をもたらす企業に対する同社の支援を巡り、社員たちの反乱が起きていた。

 マッキンゼーの顧客がどれだけ多くの炭素を大気中に放出しているのか情報公開するよう、大勢の社員が同社の共同経営者に公開書簡を突き付けたのだ。

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