選挙においては視覚的要素が重要、との議論があります。つまり、なんだかんだ言っても、見栄えのよい候補者が当選しているのではないか、顔かたちで選んでいる人が結構いるのではないか、ということです。
わたしのゼミ生だった中島慎一郎君が卒業論文でこの点について、アンケート調査してみました。もし顔がまったく影響を与えていないならば、たとえば、100の選挙区において顔のよい当選者と悪い当選者が半々という結果になるはずです。半々になってはじめて、視覚的魅力は影響を与えていないと言えます。
中島君は2008年春学期に、わたしの「恋愛学入門」講座(553人の受講生!)において、自民・…
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