「非軍事兵器としてのフェイクニュース」を徹底解説
日本でも見られるネット世論操作はすでに「産業化」している――

■台湾 中国のネット世論操作の標的

 台湾においては中国本土からの干渉が目立つ。

 軍事、経済、科学技術などあらゆる分野で中国は台湾に干渉し続けている。実際に戦闘を起こすのはリスクが高く、アメリカや日本の動きもあるが、示威行動は常に行っている。フェイクニュースを流したり、ネット世論操作を仕掛けたりするのは、その一環である。目的は政治を混乱させ、台湾独立を唱えるさいえいぶん総統とその政党への支持を弱めることにある。

 二〇一六年中国人民解放軍がSinaWeiboに中国の爆撃機が台湾に飛来した写真(ねつ造)をアップロードした事件も起きている。台湾の人々の不安をあおり、拡散した。

 中国は台湾の世論…

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