「自分もバッタに食べられたい」
『孤独なバッタが群れるとき』の著者(バッタ博士)が贈る科学冒険(就職)ノンフィクション!

まえがき

 100万人の群衆の中から、この本の著者を簡単に見つけ出す方法がある。まずは、空が真っ黒になるほどのバッタの大群を、人々に向けて飛ばしていただきたい。人々はさぞかし血相を変えて逃げ出すことだろう。その狂乱の中、逃げ惑う人々の反対方向へと一人駆けていく、やけに興奮している全身緑色の男が著者である。

 私はバッタアレルギーのため、バッタに触られるとじんましんが出てひどいかゆみに襲われる。そんなの普段の生活には支障はなさそうだが、あろうことかバッタを研究しているため、死活問題となっている。こんな奇病をわずらったのも、14年間にわたりひたすらバッタを触り続けたのが原因だろう。

 全身バッタまみ…

無料公開中のページへ

この作品では本文テキストのコピー機能を制限しています

01