五輪ボランティアと「やりがい搾取」
2020年7月、酷暑の東京。肥えるオリンピック貴族、搾取される学生たち

驚愕の「中高生枠」

 さらに183月末、ボランティア募集でさらにきようがくの発表があった。11万人のボランティア枠以外に、「中学生・高校生枠」を新たに作るという計画が発表されたのだ。

 これはボランティア体験が中高生に対する教育の一環として益があるという理由で、組織委は「各方面から要望があった」と説明したが、具体的にどこからどのような要望があったかは明らかにしなかった。内容としては、観客誘導や各競技のボール拾い、入場待ちの観客の横で音楽演奏を行う、などである。

 しかし、これを額面通りに受け取っていいものだろうか。

 確かに、テニスやサッカーなどの部活に入っている子どもたちにボールボーイをやらせ…

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