五輪ボランティアと「やりがい搾取」
2020年7月、酷暑の東京。肥えるオリンピック貴族、搾取される学生たち

一業種1社の原則を捨てた東京五輪

 前述した様に、元々五輪スポンサー企業は一業種1社が鉄則であった。

 だが主催者にとっては、そうすることによって、スポンサーとなる企業の数がおのずと制限されてしまうというマイナス面があった。リオやロンドン大会でのスポンサー数が20社以内であったのは、五輪で名を売り、その協賛金の負担に耐えられる業界や業種がその程度であることを示している。

 ロンドンとリオ五輪のスポンサー企業名と業種を見てみよう(図13*)

 一見して分かるのは、精密機器、金融、自動車など、一致する業種が多いことだ。そしてそれは東京でも同じである。

 ここで東京のスポンサーを業種別に分けてみよう(図1…

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