五輪ボランティアと「やりがい搾取」
2020年7月、酷暑の東京。肥えるオリンピック貴族、搾取される学生たち

はじめに 酷暑下で展開される未曾有の「やりがい搾取」

 開催まであと2年ほどとなった現在でも、2020東京五輪の準備は、上手うまく進んでいるとは思えない。開催費の暴騰、エンブレム盗用疑惑、新国立競技場建設を巡る混乱、地方自治体からの木材拠出〔※1、選手村用地の不当譲渡疑惑などが重なり、祝賀ムードには程遠い。さらには招致活動におけるわい疑惑がブラジル検察〔※2に認定されるに至り、開催の大義さえ消失してしまった感がある。

 招致時に叫ばれた「復興五輪」のかけ声は、建設業界を中心に、五輪特需に沸く東京への人手と資材の集中を生み、もはや被災地の復興を遅らせていることが明らかになっている。

 それで…

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