五輪ボランティアと「やりがい搾取」
2020年7月、酷暑の東京。肥えるオリンピック貴族、搾取される学生たち

巧妙なレトリック記事

 前項でも書いたが、開催まであと2年とあって、メディア各社の紙面や番組は翼賛的な報道が溢れている。もちろん、ボランティアがはたして11万人も集まるのかという記事もガス抜き的には散見されるが、それはもっぱら編集委員などによる小さなコラム記事だったりする。大勢には反対しないが、チョコチョコと懸念していた記録を残し、後で何か大ごとが起きた時の言い訳、免罪符を用意しているのだろう。

 そんな中、18514日の朝日新聞におもしろい記事が載った。実に巧妙にできているので、例として紹介しておきたい。

 見出しは「ボランティア、組織委幹部もやってみた」とし、「五輪・パラに『ブラック』批判、…

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