アフガンは、どうタリバン政権に支配されていったか
なぜテロにはしるのか。なぜ「正義の使者」タリバンは世界の敵になったのか。アメリカ、ビンラディン、タリバン——“運命の三角関係”を読み解く、渾身の現地取材。

あとがき

アフガンにとりつく負のグローバリゼーション

 アフガニスタンは、世界でも数少ないインターネット接続が全くできない国である。民間に開放された接続プロバイダは存在せず、一時は政府のウェブサイトも存在していたが、二〇〇〇年夏までに廃止されてしまった。タリバンはインターネットを「欧米の乱れた文化を伝える」「偶像崇拝を禁止したイスラム教に反する」ものとみなしているからだった。

 そんな具合なので、カブールに行ったとき、知り合いになった地元の若い男性(自称元ムジャヘディン・ゲリラ)が、私がインターネットに詳しいと知って「最近パソコンを買ったんだが、この後モデムも買った方がいいか迷っているんだけど」と相…

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