衣笠、星野、江夏、村田兆治——珠玉の野球ノンフィクション9編
山際淳司が描いた衣笠祥雄、星野仙一らレジェンドの横顔。再編集版で復刻。

序文にかえて

いぬづか(山際)せい  

 本書は、9つの野球ノンフィクション作品を収録した短編集となっている。

 標題にあるきぬがささちのほかにも、ほしせんいちもとりくむらちようひがしおさむあらだいすけおちあいひろみつぶちこういちなつゆたかといった、往年の名選手・名監督を取り上げた作品が収められている。

 著者である父・やまぎわじゆん(本名・犬塚すすむ)は、1995年に46歳の若さで亡くなっているので、当然のことながらこの本は、新たな書き下ろしではなく、「再録」である。

 9作品の背景となる時代は主に1980年代と90年代。「昭和後期から平成初期」と言い換えてもいい。たとえば、村田兆治や落合博満が着ているのはロッテオリオンズのユニホームで、根本陸夫が…

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