「この案は殺さねばならぬ」
米軍人が罪を犯しても日本の捜査当局はすぐに手出しができない。その源流となる「日米行政協定」が結ばれたのは、1952年4月。アメリカと日本、各地に散らばった公文書を重ね合わせ見えてきた緊迫の「日米交渉」、独自調査による70年目の新事実。
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米軍は軍人を守る たとえ犯罪者でも

 この連載の初回冒頭で、米国の元陸軍大佐で外交官としても活躍していたアン・ライトさんの話を紹介した。初年兵の訓練中、教官に「米軍人は海外で何をしても、その国の司法制度で裁かれることはない。君は地位協定で完全に守られている」と言われたという逸話である。

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