ふしぎだと思うこと これが科学の芽です
発想豊かな子どもたちの「自由研究」が面白い。流行にとらわれることなく、自分の興味にひたすら打ち込める。だからこそ、ブレークスルーが生まれる。そんな「科学者の卵たち」は、どんなキャラクターなのか、どんなふうに成長したのか?

3回 神野さんと「火星の水」

 大阪在住の神野かみの佑介ゆうすけさんは、201711月、高校の科学部の代表として日本磁気科学会で講演をしたことがある。内容は、常磁性磁化率の新たな測定方法。

「友達に説明する時は、これまで数百万円もする装置でしか測れなかったものを、3万円くらいの装置で測れるようにしたって言ってます。ホームセンターに売ってる木材と磁石で作ったんやでって」(神野さん)

 もちろん学会では、大幅なコストダウンのことだけでなく、専門用語を駆使し、新しいアイデアによる装置の詳細や、装置を使った実験について詳しく語った。質疑応答では研究者からの難しい質問にもうまく対応した。

 神野さんらは、2…

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