毎年100兆円、GDPの2割を占める「社会保障」の全体像を知る
制度の成り立ちから、我が国の問題点、改革の方向まで、「ミスター年金」と言われた元大物官僚が解説する格好の入門書。

はじめに~この本を手に取ってくださった方へ

 社会保障には様々な表情があります。

 社会保障と聞いて、まず思い浮かべることはどのようなことでしょうか。

 働き盛りの現役世代なら毎月の給与明細に記されている健康保険料や厚生年金保険料の額、転職をしたり求職中の人ならハローワーク、失業給付、職業訓練、病気がちの人なら健康保険、病院、医療費負担、高齢者であれば年金や介護保険、親の介護をしている人は要介護認定やケアマネージャー、ヘルパー、老人ホーム、子育て世代なら保健センターや児童手当、保育園、保活……、児童相談所なんてのもありますし、生活保護だって社会保障の一つです。個人だけではなく企業も人を雇えば従業員には社会保険の適用があり、企業も社会保険料を…

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