もちろん私たちは、大小さまざまのエビを、さまざまな場で食べている。一三一人の学生たちの作文で、いちばん多く登場したエビ料理はエビフライ(三三名)、弁当に入ったエビフライとか冷凍エビフライと書いた学生も多い。つぎが天ぷら・天丼で一九名、第三位は寿司(一三名)、以下、カップラーメンのエビ、エビピラフ(いずれも五名)、このほかにえびせん、エビドリア、エビグラタン、刺身、ムニエル、チリソース炒め、コロッケ等々と続く。一五種類ほどのエビ料理、エビ商品が挙げられていた。
なお、エビ商品として知れわたっている「えびせんべい」は、平安時代にはすでにつくられていたという。エビのすり身と小麦粉に卵と砂糖を入れ、…
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