「南は獲る人、北は食べる人」
エビフライ,天ぷらなど,一人平均で年に七○匹.世界一のエビ消費国・日本は,その九割を輸入に頼っており,エビはいまや輸入食品の中でも首位の座にある.だが,一体どこでどのように獲られているのか.インドネシアでトロール船に乗り,台湾で養殖の実情を見るなど調査を重ねてきた著者が,日本とアジアとの知られざる関係を語る.

あとがき

 エビ研究会が発足してから六年近い歳月が流れた。アジア太平洋資料センター(PARC)研究部の日系多国籍企業研究ののちに発足した研究会である。当初五、六名のメンバーだったが、最終的には二〇名近い人びとが研究会に集まった。三つの班に分かれて、もっぱら歩く・見る・聞くの調査研究をしてきた。

 インドネシア班(鶴見良行、内海愛子、福家洋介、シャフリル・MZ、村井吉敬)がまっ先に動き出した。しかし、まとめの仕事は遅かった。ついでインド・スリランカ班(中村尚司、中島大、佐藤幸人、ジョン・クリエン、セバスチャン・マティユ)が調査をした。最後に発足したが、もっとも目ざましい仕事をしたのは国内流通班(山鹿順子、…

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