「南は獲る人、北は食べる人」
エビフライ,天ぷらなど,一人平均で年に七○匹.世界一のエビ消費国・日本は,その九割を輸入に頼っており,エビはいまや輸入食品の中でも首位の座にある.だが,一体どこでどのように獲られているのか.インドネシアでトロール船に乗り,台湾で養殖の実情を見るなど調査を重ねてきた著者が,日本とアジアとの知られざる関係を語る.

サイズの国際規格

 エビは国際商品である。だからエビの商品サイズは国際規格が適用される。私たち消費者にとっては、ほとんど無関係ではあるが、一応簡単に紹介しておこう。

 まずクルマエビ類は、すべて一ポンド(1lb)当りの尾数で単位が表示される。一ポンド(四五三・六グラム)に何尾入るかで、そのサイズが表示される。たとえば無頭で一六/二〇という規格は、一ポンド当り、一六〜二〇尾のサイズ、したがって一尾当りの重さは二九〜二二グラムとなる(表3を参照)。日本人は無頭で三〇〜三五グラムのエビを好むといわれる。そのサイズは一一/一五ということになる。規格の数が大きいほど、エビの重さが軽くなるわけである。

 実際に冷凍パン枠に入れ…

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