ギャグvs.劇画 2大マンガ誌の激闘
1959年3月17日に同時創刊された、週刊少年漫画の草分けの両誌。部数や漫画家の確保などをめぐって闘いを繰り広げた時代を、元編集者の証言などから浮き彫りにする。

おわりに

 20076月、雨の強い日だった。肺ガン治療中の内田勝さんを見舞うため、東京医科大学に車を走らせていた。都庁の上空を覆う乱層雲が低く垂れ込め、車中には、FMから流れる山下達郎の「2000トンの雨」が響いていた。

 内田さんの知遇を得たのは、2004年。NHKBS2の特番「みんな怪獣が大好きだった!」の取材で、怪獣博士・大伴昌司のことを訊いたときだった。当時の内田さんは講談社からソニー・ピクチャーズに移籍して衛星放送や携帯コンテンツの開発をしていた。内田さんの昔話を聞くうちに、週刊少年誌の編集者たちの知られざるエピソードに、どんどん魅せられていった。

 さて、病院についてみると、肺ガン治療の入院…

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