ギャグvs.劇画 2大マンガ誌の激闘
1959年3月17日に同時創刊された、週刊少年漫画の草分けの両誌。部数や漫画家の確保などをめぐって闘いを繰り広げた時代を、元編集者の証言などから浮き彫りにする。

(怪獣の解剖図 へ戻る)

どん底からのスタート

8マン』打ち切り、『W3』移籍事件のダブルパンチで窮地に立たされた井岡編集長の心労は日に日に深いものになっていった。さらに『ハリスの旋風』のちばてつやが結婚して新婚旅行で長期休載と、本来おめでたいはずの出来事まで井岡には裏目となった。人気トップ3が一度になくなり、マガジンの部数は坂を転げ落ちるように減っていった。

 ついに井岡芳次は、わずか就任1年で編集長を辞することになった。そして社長の野間省一に辞意を告げるとき、井岡は次期編集長に内田勝を推挙したのである。

 マガジンの後継編集長に内田勝が指名されたのは1965(昭和40)年の7月のことである。本人にとっても、周囲にと…

無料公開中のページへ

この作品では本文テキストのコピー機能を制限しています

01