どうして過疎の町は世界の憧れになったのか?
過疎の町が世界の憧れの的に!「どこに行っても同じ風景」にならないためにイタリアの小さな町が取り組んできたこと。

 住みなれた町を、そこに初めてやってきた人といっしょに歩いてみるのは、ちょっとしたスリリングな体験だ。当たり前だと思い込んでいたものが、実は、世界的にも希少な何かであることを発見したり、その逆に、どこも同じだろうと気にもとめなかったことが、わが町だけのすてきな例外であることを教えられたりもする。

 数年前にも、そんな経験をした。

 2005年、愛知万博に招待され、イタリアから小さな町の町長が2人、ご夫人同伴でやってきた。人生初の訪日だというので、直前になって不安になったものか、急に電話をかけてよこした。

「来週、名古屋へ行くのだけれど、そのついでに日本のスローシティ候補を訪れることはできないかね」

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