こども食堂が急速に広がっている。同時に、こども食堂に対する疑問や戸惑いを聞く機会も増えた。「こども食堂とは何なのか?」「子どもの貧困対策なのか?」「大人は行っていいのか?」「誰のため、何のためにやるものなのか?」「目指すところはどこなのか?」などなどだ。
明確な定義も枠組みもないまま、その敷居の低さ、とっつきやすさから「何かしたい!」という自分の気持ちを表すための一つの手法・ツールとして広がっているこども食堂。同時に、何がこども食堂かをめぐっては混乱も見え、多くの疑問や戸惑いを生んでもいる。人々の自発的な取り組みを歓迎しつつ、混乱がその…
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