相対的貧困にある子ども約280万人 あきらめない大人たちの実践集
「あの子はラッキー」で終わらせない。第一人者が取材した「解決」の最前線

第二章 あきらめない人たち

──「こども食堂」と「無料塾」

7 名づけ親が言う「こども食堂」は「こどもの食堂」ではない

 とっつきやすさが売り

 こども食堂が急増している。朝日新聞(一六年七月一日)によれば、全国で三〇〇か所以上が確認されている。しかも、うち二八五か所はこの二年間の開設だというから、ちょっとしたブームと言ってよいだろう。

 こども食堂のメリットは、なんといってもその「とっつきやすさ」にある。広がり続ける子どもの貧困に心を痛めている人は多い。「親の責任だ」と非難していれば子どもたちの状況が改善する、というわけでもない。少子化が進む中での貧困率増加は、日本の将来像にも影を落とす。教育は大事だ…

この作品では本文テキストのコピー機能を制限しています

01