コロナショックの影に潜む、格差の点と線
ステイホームの影響で世界中の女性たちが暴力被害に晒されていることを“シャドーパンデミック”と呼ぶ。だが、暴力のみならず、解雇、貧困、ケア負担増、自殺率急増など女性に集中する“パンデミック”は他にも多くある。表面化しにくい、女性たちの“シャドーパンデミック”。「コロナ禍において女性に何が起こっているのか?」「その背景に何があるのか?」。女性たちの声に耳を傾けながら考えていく。

9回 非正規公務員が増え続けた20年間の“ツケ”

「安定」の象徴としてイメージされがちな公務員。だが、その多くが単年度契約の非正規雇用であることを知っているだろうか。コロナウイルスの感染拡大に際して、行政の窓口は混みあった。職探し、給付金の申請、DV被害などの相談に応えるには丁寧な初期対応や、継続的な支援も必要だ。しかしその待遇が顧みられることはなく、今も効率化の名の下に大きなリスクが無視されている。

ビニールカーテンを労組を通じて確保した

 20204月に最初の緊急事態宣言が発令され、ロックダウンに近い状況になっても通常以上に忙しく働き続けなければならない人の中に公務員もいた。公務員といっても…

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