コロナショックの影に潜む、格差の点と線
ステイホームの影響で世界中の女性たちが暴力被害に晒されていることを“シャドーパンデミック”と呼ぶ。だが、暴力のみならず、解雇、貧困、ケア負担増、自殺率急増など女性に集中する“パンデミック”は他にも多くある。表面化しにくい、女性たちの“シャドーパンデミック”。「コロナ禍において女性に何が起こっているのか?」「その背景に何があるのか?」。女性たちの声に耳を傾けながら考えていく。

おわりに

コロナ禍であらわになった3つのこと

「コロナによるダメージは女性に集中している」という認識は今や広く知られたものとなっ ている。ステイホームが続く中で、女性や女児への暴力が増大する状況がシャドーパンデミ ック(shadow pandemic)と呼ばれ、女性に失業や雇い止めが集中することを経済不況(Recession)をもじってシーセッション(She-cession/女性不況)と呼ぶ経済学者もいる。 家庭内ケアワークの女性への負担増や女性比率が高いエッセンシャルワーカーへの影響など も世界で共通して指摘されているところだ。

 本連載では、シングルマザー、ステイホームできない女性、エッセンシャ…

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