おすすめの作品

2022年6月28日

『調査報道記者』日野行介さんに聞く
新刊『調査報道記者』の著者、日野行介さんのスタイルは異彩を放っています。この10年の仕事はいずれも原発事故後の施策を巡り行政や専門家の嘘を暴いて突き付けるもの。しかし原発事故をテーマにしながら、原発そのものは取材しません。やっているのは、「行政の意思決定過程を丸裸にすること」。そして記事のスタイルは一人称で相手とのやりとりを克明に描写する容赦ない書きぶり。取材先から常に警戒されてもスクープをモノにしてきました。なぜそれができるのか、彼自身が「狂気と執念」と語るその理由を聞きました。
前人未踏の体験ルポ
「知っているようで、何も知らない。自らの手で住居の軒先に小屋を作り、豚を飼い、日々触れ合うことで、豚という食肉動物が、どんな食べ物を好み、どんな習性があり、一日をどう過ごしているのか、私という人間にどう反応するのか、また、私自身が豚たちを飼ってみて何を感じるのか、じっくりと気が済むまで体験した」ーー前人未踏の養豚体験ルポルタージュ!
Photo/Getty Images

6月27日

SlowNewsオリジナル
飲食店にとどまらず、アクリル板はどこでも見るようになった。会社のデスク、休憩室の脇、スーパーのレジの前。もはや普通に生活するなかで目にしないほうが難しい存在になった、といってもいいかもしれない。──珍しくなくなったアクリル板。そのアクリル板から、コロナとの共生を考える。
気になる数字
オリンピック開催是非、ワクチン接種対応、そして内閣支持率。世の中にあふれ、そして気にされる「世論調査」のパーセント。同じ質問なのになぜ、新聞社によって違うのか? 世論はどうやって作られているのか? 「週刊こどもニュース」3代目お父さんが、解説。
Photo/アフロ

6月26日

ジャーナリストに必須のテクニック
大事故は予期せぬ時にやってきます。旅客機が行方をくらました、豪華客船やタンカーが沈没した、観光バスが暴走した、登山隊が遭難したらしい…そんな時、記者ならまず何を調べ、どうやってデータを入手しますか?過去の事故の検証や比較は?基本的なツールをこちらにご用意しました。
民主主義のアップデート
民主主義は熟議を前提とする。しかし日本人は熟議が下手だと言われる。だから日本では二大政党制もなにもかもが機能しない、民度が低い国だと言われる。けれども、かわりに日本人は「空気を読む」ことに長けている。そして情報技術の扱いにも長けている。それならば、わたしたちは、もはや、自分たちに向かない熟議の理想を追い求めるのをやめて、むしろ「空気」を技術的に可視化し、合意形成の基礎に据えるような新しい民主主義を構想したほうがいいのではないか──哲学者・東浩紀が情報技術を実装した新しい民主主義、政治の道を提示する。

6月25日

SlowNewsオリジナル
これまで中学、高校、大学生など若い人が取り組む科学研究を紹介してきた「13歳からのサイエンス」。第9回は、科学界の第一線で活躍する研究者とともに科学する心の育て方について考える。1人目は、2015年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学宇宙線研究所の梶田隆章教授に聞いた。SlowNewsオリジナル人気連載。
司法の頂点で何が起きている?
なぜ、最高裁の違憲判決は、こうも少ないのだろうか。果たして最高裁は、「伝家の宝刀」である違憲審査権を適切に行使してきたのか? 憲法に対する最高裁の「姿勢」を浮き彫りにするとともに、歴代の最高裁長官の事績を追うことによって、違憲判決の歴史を舞台にあげる異色の司法ノンフィクション。ここ数日のさまざまな最高裁判決に注目が集まっている今こそ、司法の頂点にじっくり目を向けたい。
Photo/Getty Images

6月24日

SlowNewsオリジナル
ナイチンゲールがデータ可視化したものは、「兵士の死亡原因は負傷そのものではなく感染症の方が圧倒的に多い」ということだった。あるいは、1854年、イギリスの医師ジョン・スノウはコレラ死亡者のマッピングから、原因が公衆給水ポンプにあると推測し、ポンプ使用を禁止した──そんな歴史あるデータ可視化は、「データの分析によって新しい事実を見出す」ことと、「今までは実現できなかった表現手法で伝える」力がある。荻原和樹による人気連載、最終回。
Photo /Wikimedia Commons
回想のアベノミクス
2012年秋、米国の名門エール大学で経済学を教えていた浜田宏一に、当時自民党総裁選を戦っていた安倍晋三から突然の電話がかかっててきた。「野田首相が、金融政策で経済を運営するのは非常識だと言われるがどうですか」。政治家、官僚、日銀、財界、有識者……政権交代以降、「アベノミクス」生成過程までに、いったい何が起こっていたのか。「もはや腫れ物」とまでいわれるアベノミクスを、改めて考える。
Photo/アフロ

6月23日

〝シリコンバレー文化〟ではすまされない……
血液をほんの一滴小さな針で採取するだけであとは自動で健康状態を分析できる。そんな夢のような装置の開発を謳って、支援者や投資家から巨額の資金を集めた医療ベンチャー「セラノス」の若き女性CEOエリザベス・ホームズ。だが彼女の語った夢の技術はすべてが幻想だった。一時は「次のジョブズ」とまで呼ばれたそのキャリアとはいかなるものだったのか?
Photo/Getty Images
情報社会学者が詳らかにする
メディアは政治にどのように影響を与え、また政治はメディアに対してどのように影響を与えてきたのだろうか。メディアが現在の姿に落ち着くに至るまでに、メディアと政治をめぐって多くの「事件」があった。それらの大半は、メディアと政府、自民党のあいだで生じたものでもあった。一方で、組織能力として、メディアへの影響を意識し、その技術を向上させてきたのはほぼ自民党だけといってもよい。また、分水嶺にあるメディアの姿もーー政治、有権者、メディアの構図のコントロールポイントとは何か。
Photo/Getty Images

6月22日

著者にインタビュー
「野口健との縁が切れますように」最強の「縁切り神社」と呼び声高い京都にある安井金毘羅宮への参拝から始まる人物ノンフィクション『さよなら、野口健』。アルピニストの野口健さんの元マネージャー小林元喜さんが綴った愛憎劇を読み終えた時、自分の近くにいる恫喝上司も、ライバルのマウンティング野郎もなぜか許せる気持ちになっている…。長らく小説家を目指していた著者の小林さんが人生をかけて取り組んだノンフィクションは、いかにして完成したのか。
Photo/藤岡雅
探検ノンフィクション
2013年、講談社ノンフィクション賞を同時受賞した「早大探検部」出身の二人が、探検の現場から執筆の方法論までを語り尽くす。未知の世界への憧れを原動力とする点は共通するが、テーマの選び方やアプローチの仕方は大きく異なる。高野は混沌とした人の渦へ頭からダイブし、角幡は人跡未踏の地をストイックに攻める。夢追い人二人の、仕事の流儀!

6月21日

アステイオン
中曽根が憲法改正によって実現しようとしたのは、自由、民主主義、基本的人権、平和、国際協調などの普遍的な原則を堅持し、それらだけには還元されない日本民族の伝統の維持発展とを両立させることだった──北岡伸一氏が、中曽根の憲法改正論の特質を、その成立過程に即して解明する。
Photo/Getty Images