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スポーツノンフィクションと調査報道

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スポーツの優れたノンフィクションと、スポーツにこそ調査報道をという記事をまとめています。
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#SlowNews

アスリートの「見えざる敵」?人工芝のPFASは大丈夫なのか、海外では議論が巻き起こり規制も

東京都知事選では、「神宮再開発」が争点の一つに浮上している。 「100年先につながるまちづくりが必要」(小池百合子氏)、「(計画を)ひっくり返せば、むしろ混乱する」(石丸伸二氏)という推進派に対し、「非常に神聖な森。残すべき」(田母神俊雄氏)との反対派、「賛否を問う住民投票を行う」(蓮舫氏)とする見直し派などに分かれる。 環境破壊、都市開発、説明不足、利益誘導などさまざまな論点があるなか、PFASとの関連で気になることがある。計画案を見ると、新設される新・秩父宮ラグビー場

「世界最強の男」井上尚弥と闘い、敗れた者たちを描くノンフィクション

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。きょうのおすすめはこちら。 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ世界最強の男と闘うということは、どういうことなのか。 世界のボクシング界を席巻する井上尚弥と戦い、負けた男たちにリングで体感した「怪物」の強さを語ってもらう。拳を交えた者にしかわからないことを聞き、最強ボクサーの姿を

スポーツこそ調査報道で実態を明らかにすべき…辣腕ジャーナリストたちが語ったその手法とは

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 How — And Why — Journalists Should Investigate Sports(ジャーナリストがスポーツを調査する方法とその理由)「スポーツの分野は、まだ手付かずだ」 そう語るのは、デンマークの調査報道ジャーナリスト、イェッペ・

「野球は趣味」と言い切り、今年はドイツで11勝をあげた『松坂世代』久保康友の「あっぱれな生き方」

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、社会の制度の矛盾を突いたコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 「野球の優先順位は低いけど…」元阪神の久保康友43歳、来季も海外で現役続行の意向 「行ったことのない国でプレーしたい」今季はドイツで11勝プロ野球もレギュラーシーズンが終わり、各チームで来季に向けた動きも始まりました。中でも、選手たちへの戦力外

タイガース不動の4番、大山悠輔が優勝して初めて明かす「謝罪から始まったプロ野球人生」

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 【独占手記】阪神大山悠輔が明かす号泣の舞台裏「オレのせいでごめん…」謝罪入団から不動4番V タイガースの18年ぶりのセ・リーグ優勝。6回胴上げされた岡田彰布監督、脳腫瘍で亡くなった横田慎太郎選手のユニフォームをかかげた選手たち、と阪神ファンである私は感動し

「W杯」男女の待遇格差解消を支えた日本人女性

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く掘り下げたコンテンツをおすすめしています。 サッカー女子W杯、過去最高賞金と待遇改善実現の裏側にあった日本人職員の奮闘とFIFAニュージーランドとオーストラリアの共催で7月20日に開幕したFIFA 女子ワールドカップ。今回、FIFA(国際サッカー連盟)はW杯の条件面で男女格差を解消していくことを明らかにしたことが注目をされてい