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じっくりと取材や思考を重ねた良質なコンテンツで、誰もがもつ先入観(バイアス)を壊す。炎…

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じっくりと取材や思考を重ねた良質なコンテンツで、誰もがもつ先入観(バイアス)を壊す。炎のような情熱と、事実をありのままに見る冷静さで常識や偏見をひっくり返す。そんな創り手とつながるコミュニティです。

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  • メディアの報道をテーマや表現ごとに「まとめ記事」はこちら

    関心の高い報道のテーマや、ビジュアライズの新たな表現形式、注目の取材手法など、各メディアの発信をまとめた記事はこちらになります。どうぞ参考に。

  • 災害前線報道ハンドブック

    大災害は突然にやってきます。その時、何を取材するべきでしょうか。記者たちに的確な指示が出せるでしょうか。ありそうで存在していなかった「災害時の取材マニュアル」ジャーナリストのプレミアム会員向けに発信します。(熊田安伸)

  • ジャニーズとメディア

    ジャニー喜多川氏による性加害が野放しになってきたのは、メディアがそれを看過してきたからでもある。テレビ局だけではなく、新聞、出版にもおよぶジャニーズのメディアコントロールの手法と、いまだ強くのこる影響力、そして利権の深層とは。

  • 諸永裕司のPFASウオッチ

    「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)。調査報道スクープや最新の自治体や企業の動き、取材の経過などをこちらで発信していきます。(取材:諸永裕司)

  • 広島の警察で「カラ出張」

    広島県福山市内の警察署で2019年から2020年にかけ、組織の指示によるカラ出張が何度も繰り返され、実態のない“出張”に対する旅費や時間外手当などが公金から支出されていた疑いがあることが、調査報道グループ「フロントラインプレス」の取材でわかった。こうした行為は以前から長期間、組織内で行われていた疑いもある。

メディアの報道をテーマや表現ごとに「まとめ記事」はこちら

関心の高い報道のテーマや、ビジュアライズの新たな表現形式、注目の取材手法など、各メディアの発信をまとめた記事はこちらになります。どうぞ参考に。

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「生理用品が買えないのはなぜ」「トー横での少年たちのオーバードーズ」調査報道は学生にもできる!いま学生メディアが熱い

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうは活発に調査報道に取り組んでいる学生メディアを取り上げます。 トー横の10代が語る薬の大量摂取「メジコンなら1回20錠」上智大学の学生メディア「Atta!」は、文学部新聞学科でジャーナリズムを学ぶ有志のウェブメディアで、奥山俊宏教授が編集長をしています。 東京・新宿の歌舞伎町

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クマ出没が異常事態!情報を可視化した自治体やメディアによるマップなどのコンテンツまとめました

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 今回は特別編、クマによる被害が甚大になっているということで、クマ出没の情報を可視化した自治体やメディアなどの発信を一挙にまとめてみました。似たようなまとめ記事もありましたが、記者的な目で見るとこうなるということで、何かにお役立ていただければと思います。 【北海道】◆ひぐまっぷ 「ひぐ

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大気汚染は過去の問題じゃない、毎年数百万人が亡くなる現実を可視化したデータビジュアライズ

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 大気がよどみやすくなる冬場、東京都をはじめ9都県市では11月から1月を「冬季大気汚染対策」実施期間として、大気汚染対策を呼びかけています。 そういえば、北京の大気汚染が最高レベルになったというニュースも出ていました。 というわけで、きょうのおすすめはこちらの3本です。 Pollu

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「育休退園」2人目を生むと上の子は保育園を出なければならない制度は「少子化に逆行」か…生み控えにさえつながるケースも

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、深く取材したコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 所沢市が育休退園制度を廃止 「市長が変われば生活が変わる」新市長の小野塚氏、子育てしやすく転換新しい所沢市長の就任会見が話題を呼んでいます。第2子のために育休を取ると、上の子が強制的に保育園を退園させられる「育休退園」の制度を廃止すると宣言したのです。

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災害前線報道ハンドブック

大災害は突然にやってきます。その時、何を取材するべきでしょうか。記者たちに的確な指示が出せるでしょうか。ありそうで存在していなかった「災害時の取材マニュアル」ジャーナリストのプレミアム会員向けに発信します。(熊田安伸)

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災害前線報道ハンドブック【第2章】避難フェイズ⑥被災者や遺族への取材

スローニュース 熊田安伸 災害報道で最もハードルが高いものの一つが、被災された方や、亡くなった方の遺族などへの取材です。相手への十分な配慮が必要なことはもちろん、場合によっては取材する側のメンタルにも強く影響することがあります。どのようにするのが一番いいのか。 結論から言ってしまえば、他のあらゆる取材と同じでケースによって判断するしかないので、「答えはない」のです。とはいえ、参考になる実例はいくつもあります。今回は、そうした例を紹介したいと思います。 それまでは取材がで

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災害前線報道ハンドブック【第2章】避難フェイズ⑤自治体が陥る仮設住宅での「神話の妄信」とは何か

スローニュース 熊田安伸 仮設住宅への入居をめぐる問題点については、前回詳しく説明しました。ではいざ入居した後には、どんなことが取材のポイントになるのでしょうか。最も警戒すべき事態が、「仮設住宅での孤独死」の発生です。それをよく検証していくと、先進的な取り組みをしていたはずの自治体で、実は過去の「神話」にとらわれて、おざなりな対策がとられていたことが見えてきます。 わずか4カ月で起きてしまった孤独死仮設住宅の取材を担当する記者たちに、いつもデスクとしてお願いしていたことが

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災害前線報道ハンドブック【第2章】避難フェイズ④仮設住宅に「入居したくない」理由こそ取材を

スローニュース 熊田安伸 発災のあと、生活再建に向けての基盤として“最重要”の扱いで多額の費用をかけて整備される仮設住宅。厳しい避難所暮らしが続くなか、メディアも「行政は早く造れ」と連呼しますが、単に造ればいいというものでもありません。なんと「入居したくない」という被災者が相次ぐ“想定外”の事態が起きていました。決してわがままなどではありません。被災地でどんなことが起きていたのか、2回に分けて実例と取材のポイントを紹介していきます。 仮設住宅への入居辞退が相次ぐ現実東日本

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災害前線報道ハンドブック【第2章】避難フェイズ③なぜ支援の手が届かないのか…進化するボランティアにも注目

スローニュース 熊田安伸 避難所で取材していると、支援の手が届いていないことをつくづく感じると思います。災害が起きるたびに問題になっているのに、どうして毎回のように「ニーズのミスマッチ」が起きてしまうのか。今回はその実例と、取材する際の注目ポイントについて述べます。 支援が届かない3つの原因これまでの取材の実感でいうと、支援が届かない理由はおおよそ、この3つが原因になっています。 ① 当初の計画どおりに支援ができなくなる状況の発生 ② 本当に支援が必要な相手を見つけられ

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ジャニーズとメディア

ジャニー喜多川氏による性加害が野放しになってきたのは、メディアがそれを看過してきたからでもある。テレビ局だけではなく、新聞、出版にもおよぶジャニーズのメディアコントロールの手法と、いまだ強くのこる影響力、そして利権の深層とは。

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SMAPをめぐる勢力争いが加速させたジャニーズの「テレビ局支配」

伊藤喜之(ノンフィクション作家) ジャニー喜多川氏の性加害問題で、再発防止特別チームによる報告書を受け、9月7日、ジャニーズ事務所がついに会見を開いた。欠席の意向も報道されていた藤島ジュリー景子前社長も登壇したことは、創業家一族がほとんど公に姿を現さず、閉鎖性が指摘されてきたジャニーズ事務所がこれまでになく追い詰められた証左でもある。 会見で、ジュリー氏らはジャニー氏による性加害を認め、謝罪・補償に法的責任を超えて応じる姿勢を見せた。これ自体は評価できるが、発表した新体制

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日本テレビが検証番組で明かした報道幹部も蝕んでいた「ジャニーズの影響力」

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、社会の制度の矛盾を突いたコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 ジャニーズ事務所の“性加害問題” 日本テレビとして自己検証 「マスメディアの沈黙」指摘ふまえ社内調査を実施記者会見で「NG記者リスト」を用意していたことをNHKがスクープするなどジャニーズ性加害の報道は続いています。 一方でこの問題については

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男性タレントの表紙はどうして始まったのかという女性編集長の独白、そしていま再び……

あふれるニュースや情報の中から、ゆっくりと思考を深めるヒントがほしい。そんな方のため、スローニュースの瀬尾傑と熊田安伸が、選りすぐりの調査報道や、社会の制度の矛盾を突いたコンテンツをおすすめしています。 きょうのおすすめはこちら。 ジャニーズ性加害「魂の苦しみ」をどう救済するか毎日新聞のウェブサイトのコラム「メディア万華鏡」から取り上げました。ジャニーズ事務所の性加害に関する1回目の記者会見の5日後に出た記事です。 書いているのは、元サンデー毎日編集長の山田道子さん。2

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ジャニーズ事務所による「訴訟を濫用した報道への威嚇」がなぜ問われないのか…日本の司法界の死角、世界では大問題に

ジャーナリスト 澤康臣 ジャニー喜多川の性加害をメディアが取り上げてこなかった問題は深刻だ。ジャニーズ事務所「外部専門家による再発防止特別チーム」の調査報告書は性加害の「背景」として「マスメディアの沈黙」を挙げた。報道に関わる者なら真剣に受け止め、自問し是正しなければならない。 だが、前検事総長で弁護士の林眞琴が指揮した同チームの報告書には「死角」がある。 報道の沈黙に司法界が果たした役割だ。名誉毀損訴訟を起こされ、ダメージを受けかねないとの不安が、メディアを鈍らせた面

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諸永裕司のPFASウオッチ

「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)。調査報道スクープや最新の自治体や企業の動き、取材の経過などをこちらで発信していきます。(取材:諸永裕司)

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【諸永裕司のPFASウオッチ】なぜPFAS分析検査は1人に集中するのか…「断らない男」原田浩二・京大准教授

「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)の最新情報を、フリージャーナリストの諸永裕司さんが伝える「PFASウオッチ」第4回は、いまやあらゆるメディアで見かける研究者、京都大学の原田准教授についてです。 スヌーピーが大好き京都大学医学部の正門脇に、ノーベル生理学医学賞を受けた本庶佑博士を顕彰する碑がある。このキャンパスに、PFAS汚染をめぐっていま引っ張りだこの研究者がいる。 原田浩二・京大准教授、44歳。 研究室は、大学院医学研究科の研究棟2

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【諸永裕司のPFASウオッチ】職場での深刻な体内汚染…しかし血液検査は行われてこなかった

「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)の最新情報を、フリージャーナリストの諸永裕司さんが伝える「PFASウオッチ」第3回は、職場でPFASを体内に取り込んでしまう「職業曝露」についてです。 「元従業員の血液検査をします」と宣言したのに…11月7日、静岡県庁本館にある議会棟の一室で、PFASの講演会に招かれた。 <PFAS“連鎖”汚染> 汚染は土壌から地下水へ、地下水から飲み水へ、飲み水から体内に取り込まれるだけでなく、汚れた土や水を通してつ

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【諸永裕司のPFASウオッチ】東京・多摩地区の住民が血液検査や米軍基地への立ち入りを要請、小池知事はどう答える?

「永遠の化学物質」として問題になっているPFAS(有機フッ素化合物)の最新情報を、フリージャーナリストの諸永裕司さんが伝える「PFASウオッチ」第2回を発信します。 体内汚染が確認された多摩地区の住民がついに東京都に要請きっかけは、2020年1月6日付朝日新聞の1面に載った記事だったという。 東京都が横田基地からの有害物質の漏出を調べるために設けたモニタリング井戸から、PFOSとPFOAの合計で最大1340ナノグラムが検出された、と伝えていた。このPFAS報道の第一報は当

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【諸永裕司のPFASウオッチ】静岡の化学工場の従業員やOBの血液検査など実施へ…スクープが企業を動かした

SlowNewsで「静岡の化学工場で密かに従業員の血液検査が行われ、高濃度のPFAS(有機フッ素化合物)が検出されていた」「東京・多摩地区の学校や大学で、PFASに汚染された地下水が飲み水や給食の調理に使われていた」など、次々とスクープを放っているPFAS取材の第一人者、諸永裕司さん。報道をきっかけに行政が水質調査を始めるなど、いま注目の動きが起きています。そこで毎週、「諸永裕司のPFASウオッチ」として、「永遠の化学物質」をめぐる最新の動きや取材の経過などをお伝えします。

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広島の警察で「カラ出張」

広島県福山市内の警察署で2019年から2020年にかけ、組織の指示によるカラ出張が何度も繰り返され、実態のない“出張”に対する旅費や時間外手当などが公金から支出されていた疑いがあることが、調査報道グループ「フロントラインプレス」の取材でわかった。こうした行為は以前から長期間、組織内で行われていた疑いもある。

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元警察官による“見えない組織”公安警察の告発、会見ノーカット動画と記者への回答を詳しく

広島県警の不正経理疑惑で、内部告発した元巡査部長(40代)が初めてメディアの前に姿を現し、自らが経験したカラ出張の実態や告発に至る経緯を語りました。 具体的に経理をどのようにしていたのかなど、記者の質問に答えた内容をより詳しくお伝えするほか、会見のノーカット動画、それに配布された資料もこちらで公開しています。

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「警察官が違法行為をやったらおしまいじゃね」娘にそう言われた私は、警察を退職する決断をした

引き締まった体にダークスーツ。小柄で生真面目さを漂わせる40代の男性が、顔を紅潮させながら、親指で目頭をぬぐい、声を詰まらせていた。 「警察官が違法行為をやったらおしまいじゃね、と娘に言われて……やめて責任を取れと、ちゃんとこれを公にしなさいと言われた時に……これからの組織、後輩のことを考えると、同じ目に遭わせたくない……」 子どものころからの夢だった警察官を辞めよう。自分自身も逮捕されてしまうかもしれないが、覚悟の上だ。 警察の、しかも警備公安という“外から見えない組

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独占告白!「私は罪を償いたいのです」内部告発した警察官が「カラ出張の手口」をすべて語った

取材・執筆 フロントラインプレス 広島県の警察署で繰り返されていたという「カラ出張」の問題。内部告発した元巡査部長(40代)は、いま何を思うのか。 今月30日に行われる広島県情報公開・個人情報審査会を前に、カラ出張の実態や告発に至る経緯、その後の出来事など、自らが知る全てをフロントラインプレスの取材に語った。 その内容を一問一答形式でお伝えする。 刑事に憧れたが、国直轄の警備・公安部門に元巡査部長(40代)は広島県の出身。地元の学校を出た後、警察官になった。犯罪被害者

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「カラ出張」を内部告発した警察官が​​情報公開審査会で「公開証言」

取材・執筆 フロントラインプレス カラ出張を何度も命じられ、不正に現金を受け取っていたという広島県の警察官が、ついに公の場に現れる。 今月30日に開かれる広島県情報公開・個人情報審査会で、「意見陳述」を行うことになったのだ。 この元巡査部長の男性(40代)は在職中、広島県警監察官室に「上長に命じられてカラ出張を繰り替えていた」と内部告発(公益通報)していたが、県警側は長く放置し、内部調査も事件捜査も進んでいない。 カラ出張には上長も関与しているとされ、他の警察署でも同

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